【長崎ぶらり①】古い市場と元市場
長崎市は何度か訪れているが今回は未踏の街を中心にぶらついた。
中心部から少し北に位置する「新大工町」、予想通り古い商店街で◯◯市場という建物が点在していた。
その一つに潜入すると市場のおじさんが「なんば探しよっとか?なんもなかとよ、50年も経った古いとこ、、、」と呟きながら歩いて行った。見渡すと空きスペースが多く、古いしレトロだ。
向かいの果物屋の店頭に鎮座するニャンコ、仕事しているつもりはないだろうが人を招く力は発揮していた。
後で聞いたがこの辺りは再開発の予定があって古い市場の建物は取り壊しが決まっているそうだ。確かにシャッターが閉まっているビルが多かった。
商店街から裏通りの路地へと進むと「ゆ」の暖簾、銭湯だ。こんな路地に!と近づいてみると営業時間がまたビックリ!「午後2時より午後6時まで」ずいぶんと早じまいだなと思ったが編集中に拡大したら小さく「すぎ」の文字。アバウトなところが好き♪
もうだいぶ前になるが大黒市場と恵美須市場があった岩原川上の建物は完全に撤去され川面が延びていた。在りし日の写真は2012年3月に撮ったもの。6年ぶりの再訪だった。
(おまけ)
ずいぶんと湾曲した標識。これは長崎県でしか見たことがない。左折や右折して進入しようとする車両に効果的なのだろうか。
【平間】街歩きあるある
大田区の千鳥町でフリーになったのが午後3時。車だったが近場で未踏の南武線は平間駅周辺を目指してみた。
車を止め歩き出すといきなり香ばしい物件。だが人の気配もないし食べ物の匂いもなし。マップを見たら閉業となっていた。古いのは良いが人の出入りがないと生活感がなくなって写真も面白くなくなる気がする。
踏切を渡って西側へ。駅ホームの裏側には路上園芸が並んでいた。近づいて見るとゴルフクラブが林立。このサボテンがもたれかかっているように支えだろうか。廃品を利用した光景は何かおもしろい。
先へ進むと楽しそうな店先の風景。焼く前の作品が並んでいる。陶芸かなと中を覗こうとしたらお店の人が顔を出す。こんにちは〜と声をかけるも忙しいのか中に戻ってしまった。散歩番組だったらプチ体験コースだろう。
今度は駅北の踏切を渡って再び東側へ。地図を見ると北へと商店街が延びているようなのでテクテクと。戻る時は違う道を行きたい。そのために抜け道を探すのだが通れるかどうか微妙な道路表示、これが行けた時はうれしくなる。
どんな地方、どんな小さな町にも床屋と美容院がある。そして店構えが絵になることが多い。店名のロゴも他の業種より工夫している感じだ。
駅前まで戻る。待ち合わせなのか動かない親子グループ。あーボカシ作業がぁ〜とブツブツ言いながら街歩きは終了した。
【秋津】駅前マーケットを探して
以前酒場放浪紀で秋津の焼鳥屋が紹介され、その周辺をチェックしている時に古いマーケットがストリートビューであったのを思い出し行ってみた。
秋津には西武池袋線の秋津駅とJR武蔵野線の新秋津駅がある。南武線から府中本町乗換え、長いトンネルを抜けて地上に出た。
二つの駅間は約400m、その間に乗換え通路はない。つまり一般道路を歩いて行かなくてならないのだ。とにかく人通りが多い。いろんな事情でショートカットが作られない現状でこの商店街にはお店を出したくなるほどだ。
目的地に近づくと嫌な予感。一足遅かった、更地である。近くのスーパーの店員さんに聞いたら半年ぐらい前に取り壊しになりましたよ、とのこと。やっぱり昭和遺産は早いうちにだ。
駅前マーケット、在りし日の姿を置いておこう。
昼間から飲める「やきとり野島」やオブジェがひときわ目立つ「スフィンクス」を見るだけにして「NOBU Cafe」で一休み。焼きたてアンパンでHPを回復した。野島は店内で読んだ「持ち歩ける所沢・東村山本」でも紹介されていて昼間から満員だった。空いてなくて良かったかもしれない。。。
【姫路の昭和遺産】今はなきモノレールの展示と閉業間近の回転レストラン
姫路市にある今では珍しい回転レストランが店じまいとの情報を得たのが大阪出張の数日前。急遽プランを立てた。
ターゲットがあるのは手柄山中央公園。少しアクセスが悪いが、最寄駅「手柄駅」から10分ほど歩くと入口が見えてきた。
水族館、遊園地、球場や競技場などがあるこの公園には姫路駅からモノレールが運行されていた。昭和41から数年で廃止されたが街中に軌道が残されている風景は昭和遺構として有名だ。
無料で見学できるモノレール展示室は旧モノレール手柄山駅舎を改修し整備された施設だ。当時の車両がそのままの形で展示されいる。
2両編成のうち先頭車両には入れるようになっている。ホームと反対側の壁には当時のレトロな広告看板がありタイムスリップ感が楽しめる。
モノレール展示室の奥から出ると回転展望台が遠くに見えてきた。しかしこの公園、手柄山という名の通り起伏が激しい。先に見えるものの間には谷があって悩みながらコースを選ぶ。登ったり降りたりしながらたどり着いた。
あと2〜3回は行きたいけどな。 pic.twitter.com/HW7vQ5Y38m
— twinleaves (@twinleaves) 2018年2月20日
月曜日の昼下がりで人はまばら。先着のカップルも写真を撮りながら入っていった。店内は期待通りの内装、高さと回転で一瞬クラっとくる。
昭和レトロ、しかも回転だ。展望台だが外の景色どころではない。観光客丸出し的に店内を舐めるように見渡した。やっぱり自分が小学生の頃にできた施設は肌にしっくりくる。
- 作者: 小栗栖健治,宇那木隆司,大槻守,志水出卋,平良哲夫,鷹居美紀,谷川惠一,仲井雅史,芳賀一也,埴岡真弓,冨士本健,藤本陽子
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二子玉川から用賀の大山道を歩く
なんとなく気になっていた用賀。地図を見ていたら「大山道追分」というピンが目に入った。調べてみると大山への参道が延々と続いているというのがわかり歩いてみる。
この辺りから川が見えるところまでは初めてだ。古い堤防のと川の間にたくさんの建物がある。昔の洪水を想像した。
「二子の渡し跡」と地図にあったが見つけられず。船着場跡のような残骸を見て引き上げた。
ガイド地図のチェックポイントを確認しながら北上する。庚申塔と延命地蔵。
目的の「大山道追分」にたどり着く。道標のみが佇んでいて解説板はなし。事前情報がなければ素通りしてしまうだろう。しかし、都内から大山まで歩いて行くとなると相当な距離だ。昔の信仰や流行とはいえ随分ストイックなひとが多かったんだなと感じた。
登戸〜向ヶ丘遊園で探した古い街
前から気になっていた登戸の街。なんとなく南武線に乗ったので降りてみた。
しかし乗り換え通路から見える二階建て建物の一角はホント見えるだけしかなかった。
酒場放浪紀で紹介された平安郷。右は焼肉左は焼き鳥という店、焼き鳥の方は昼間から営業していたが先があるのでここはパス。
西へ歩くとすぐに向ヶ丘遊園駅に着いてしまった。線路を挟んで暗渠っぽい路地があった。北側で地図を見たら見事につながった。(現在地マーカーと小林コーポの道)
さらに進むとロング路上園芸が目に入る。
よく見るとマスコットがたくさん!全部で100ぐらいある。手に入れたものは全部こちらへみたいなポリシーだろうか。
それにしても開発が進み古い建物が少なくなってきているこの界隈。この駅前風景も長くはないのだろうか。駅舎とセットで残して欲しい。
商店街と住宅街の境目がオモシロイ
土曜日は自由が丘でライブ。これに絡めていつもの相方と中目黒からお散歩を始めた。
雨上がりの予報もまだパラパラと降っている時間。しかし、待ち合わせの中目黒駅はごった返していた。目黒川の桜への人の波とは反対方向、東横線沿いに西へ向かう。
目黒銀座商店街を行くと目についたのは「あらいカメラ店」。古い店舗で昔のフィルムカメラでも並んでいるのかと思って近づいてみるとカメラではなかった。店舗外観そのままでアンティークショップだった。
歯科が多いことはだれもが気になっている。過当競争で看板のデザインも一味違うものが生み出されているようだ。この歯科医院もおもしろい、お月さんの歯を治療している図だ。
https://twitter.com/mccclc/status/848193603675365377
先へ進み線路を越えると「ここは、蛇崩・伊勢脇通り」という電柱表示。二人ですごい地名だなと話しながら歩き、むかし川だったような道を発見。縁石から生えているような木を見つけて、根っこは側溝を貫いているのかどうなのか想像した。
地名「
蛇崩 」の由来は、江戸時代に編さんされた「新編武蔵風土記稿」によると「昔、大水の際、崩れた崖から大蛇が出たことから
祐天寺駅に近づいてきた。この辺りもそうだが「商店街の終わりや両脇の裏通りが歩いていておもしろい」という話が出た。駅前は銀行やチェーン店。真ん中あたりはそこそこ繁盛している店。そしてその先の外れにある店舗では客足が少ないのをカバーするための工夫が目につくのかもしれない。
庇がおもしろい建物。階段に沿って斜めに設置されるビニール製のテント形式は目にするが(発泡)コンクリート製のものは珍しい。水飲み場や中途半端なステップも合わせて不思議空間だった。
突如として目に入るSLの動輪。かなりデカイなと驚いた後に奥を見ると立派な枝垂れ桜。脇道にそれてみた。
門柱に「平塚幼稚園」とあるが建物や遊具を見るとどうも廃墟っぽい。しかし調べてみたら現役の幼稚園だった。通る人は皆カメラを取り出し桜を狙っていく。通りすがりのおじさんに感謝しながらシャッターを押した。
https://twitter.com/mccclc/status/848092407182671872
学芸大学駅近くまで進んだがライブまでには時間があったのでチェックしておいた「天然温泉 鷹番の湯」へ。外観は大きいが中はそうでもない。温泉の香りはほとんどしないが、銭湯価格460円で入れるのはうれしいところ。
日が落ちてからは最終目的地のライブ会場。「村田食堂」さんと「紅龍with永田雅代」さんを聴く。ウッドベースの音が心地よいなつかしいジャズサウンドと渋系の歌声を堪能した。
村田食堂:https://www.facebook.com/muratashokudo/
永田 雅代:https://www.facebook.com/masayo.nagata.9