【経堂〜豪徳寺】気になる路上のアレやコレや
今週の「名前だけは知っている駅で降りるシリーズ」は経堂に決めた。
駅からは北口と南口に何本か商店街が延びているが、一番長そうな「すずらん通り」を進むことにした。
住宅や医院の軒先には様々なマスコットが並ぶ。住宅はアパートのようだが住人の共同出資なのだろうか、余計なことが気になる。
迫ってくる「もじゃハウス」が目の前に現れた。透かしブロックを通り抜けて幹が伸びている。家も塀も植物に食べられてしまいそうだ。
冬に突入はしているもののグリーンは点在している。足元のツルヒメソバも見逃せない。
ふと脇道を見ると「スタンドパイプ収納BOX」が目についた。スタンドパイプとは道路上にある消火栓から直接ホースをつないで近くの火災現場に放水できるというアダプターだ。近年、防災設備として各地の町会で設置が進んでいる。しかし、ここはボックスに鍵がかかってない、しかもタイヤ付きだ。閑静な住宅街で治安も良いとはいえ思い切った設置だ。いざというときにはたいへん役に立つことではあるが。
看板のタイポグラフィーにも目が行く。豪徳寺の「みかんあります」は、なんかかわいい感じがした。
経堂の商店街を抜けると烏山川緑道へ出た。農業用水から始まった川はやがて暗渠化され緑道となっている。最近の散歩コースは川沿いをターゲットにしている。休憩できる公園が多いからだ。
豪徳寺といえば招き猫が有名だが、今回始めてのご対面だった。午後4時を過ぎていたが見学者はそこそこいた。日没前ギリギリでショットをゲットした。
ルートは豪徳寺駅に近づく。商店街はこぢんまりとしているが、ウナギの寝床的なプチモールもチラホラあった。
経堂駅~経堂大橋公園~豪徳寺~豪徳寺駅、というルートで約11,000歩。
【長崎ぶらり②】トンネル横丁と日本最長アーケード
長崎2日目は足を延ばして佐世保まで。未踏の地だが下調べ無しで突撃した。先ずは佐世保駅、日本最西端のJR駅とは知らなかった。
構内で観光案内所を見つけて飛び込んだ。「昔からの商店街はどの辺でしょうか?」に待ってましたかのような流れる説明を聞き、長いアーケード街を目指す。後で調べたら日本一だとか。そりゃイチ押しだわな。
攻略前の腹ごしらえ。アーケード入口に佐世保バーガー屋、ベタだが入ってみた。迷ったらコレ!という品を選んだらちょうどいいサイズだった。
アーケードを進む前にトンネル横丁をチェック。小高い岩山の周りに商店が並んでいるようだ。
商店街は大正時代からあるが、戦後は当時の防空壕を活用した店舗も出来たとのこと。2年前に閉店してしまったが食堂もあったとか。アーチ状の天井を見ながら定食を食べてみたかった。
国道沿いは生鮮食料品店、脇道沿いは衣料品店などが並んでいる。その昭和感たるや正にタイムスリップ状態だった。
トンネル横丁から北へ進む。飲食店、ホテル、郵便局などが並ぶ混合地域だ。メインストリートでないので工夫するのだろうか、看板のタイポグラフィに面白いものが多い気がする。
今度はメインのアーケード下を歩いてみる。見るからに元銀行であろう「くっけん広場」という施設。商店街が運営しているのかカフェと物販がゆるく営業していた。アニメキャラがやけに多いなと思っていたらやっと気づいた、土地柄から「艦これ」コラボで町おこしというわけだった。
商店街は一本脇を攻めよ!ということでスナック街が目の前に広がった。うろちょろしているとあちこちから昼カラオケの歌声。どの店もセット料金1,000円と出ている。そんな通りに駐車場管理のおじいさん、「カラオケは昼に限る!夜は高いけんね。」と。頷くようにニャンコがすり寄ってきた。バイバイして見上げると◯◯旅館、多分オーナーだろう。
藤本健太郎著「タイポさんぽ改: 路上の文字観察」に収録されている太陽ビルに期せずして遭遇。うんうんそうそうと復習しながら歩くとスナックのネオンサイン。最近のトークイベントで愛で方を仕入れたのでこれらが目に付く。コーナーの小技や濁点に感心した。
アーケードは半分も踏破していないが水分補給でカフェに避難。ケーキ屋さんが開いている喫茶店でひと休みする。USなカップル、おばさん軍団などが散在する店内は軽いレトロ感。まったりしていたら次のターゲットへ移動する時間が迫ってきて慌てて店を出た。いつかリベンジしたい。