丸美ストアー 芦花公園～千歳烏山
この記事を読んで仕入れを思い立ち翌日には芦花公園の駅を降り立っていた。駅前から北に向かうとこの商店街、歩道が狭いのにアーケードが設けられている。人がすれ違うのも肩がぶつかるほどだが、地元民は上手くかわしながら歩いていた。
歩き進めるとすぐに目に入ってきた丸美ストアー、期待感が膨らむ外観だ。
正面から見ると確かにカーブしている。「商店街の法則」と言われているが先を見通せないことで覗いてみたくなるということなんだろうか。
まさに映画のセットだ。半数以上は閉店しているものの営業中のお店は昔ながらという感じ。買いに来る客はほとんどが顔なじみなんだろう。
ふと顔を上げるとロカスタンプの看板。こちらの情報によると2004年頃に使われなくなってしまったらしい。ロゴと遠慮がちな富士山のデザインが目を引いた。
丸美ストアーを後にして千歳烏山まで歩く。駅近くの路地を入るとこの景色。移動がままならない状態というのが伝わってくる。
商店街を進み食料品店のカドを裏道に入るとワンちゃんがいた。飼い主のおじさんは千歳船橋から2時間かけて犬と散歩してきたという。普通なら1時間かからない距離だが電柱を見たら全部をチェックで疲れてしまったと。この沿線では千歳烏山が昔から発展しているという話を聞いた。路上観察人にとって世間話はありがたい。
