新宿芸術散歩と林朋彦写真展
またまた夏の思い出w
8月末に新宿で興味をそそる写真展があり、たまたま「新宿クリエイターズ・フェスタ2014」というのもやっていたので立ち寄った。
草間彌生など著名アーティストの作品も出展されていたが展示場所が遠いのでパス。写真展の会場に近い新宿センタービルの学生アートを中心に見学。多摩美術大学・東京造形大学・総合学園ヒューマンアカデミーなどなど、各美術系学校より作品が並ぶ。ほとんどの展示に制作担当者が張り付き丁寧に説明してくれる。コンセプトや制作過程が良くわかった。
新宿歌舞伎町を再現した「都市のキャンバス」では、ビルの看板資料を集めるために何千枚の写真を撮りまくったとか。それを元に白い模型に手書きでロゴ等を書き込むという大変な作業。数ある看板文字も手が覚えてしまったと想像する。
メインターゲット「林朋彦写真展「東海道中床屋ぞめき」」会場へ。初めて入ったが、ここはエプソンが運営するギャラリーだ。プリンタやプリント見本が並ぶエントランスを抜けると奥には床屋が並んでいた。
一見して唸る。全てが良い。被写体の床屋自体の古さ渋さ、そして切り取られ時間を固定された写真として非常に完成度が高かった。受付には林朋彦氏本人がいてポスターの店は廃業してしまったという話を聞かせてもらった。これからどんどん少なくなるだろう古い床屋、貴重な作品群だ。