【交通安全】事故をもらわない運転を考える
ドライブレコーダーが普及して事故や交通違反の映像が共有されることが多くなった。自分が無謀な運転をしなくても不意に突っ込まれる「もらい事故」の事例もよく見る。交通安全意識が高い人は「道路上では自分以外は全員キ◯ガイだと思え」という。日頃視聴しているYoutube上の危険場面を交えながら事故回避行動を考えてみる。
高速道路の合流
事故発生率が高いポイントだ。合流車を早期にチェックしてスピードを調整する。そして、ミラーで後方の追越車線もチェックしておく。合流車の数や動きによっては自車が追越車線へ車線変更するが、そのときになっての後方確認では遅いのだ。追越車線が混んでいる場合など車線変更ができない場合は早くからスピードダウン気味に調整が必要になってくる。
追越車線からの復帰
高速道路では車間距離を十分に取って危険回避をする時間的余裕を持ちたい。追越中にすぐに走行車線に戻るつもりでも後ろからベタ付きしてくる車がいる。そんな時は走行車線を走る車の横についた瞬間に左ウインカーを出す。それから5~6秒以上走ってルームミラーに走行車線の車が入ってから車線変更をする。ウインカーを出していれば追越車線を空ける車であると認識し車間を詰める必要がないと思ってくれる(かもしれない)。
対向車線や隣接車線の渋滞時
よくある場面だ。渋滞している車列の間から人や自転車が飛び出してくることがある。いや、絶対に飛び出してくるものとして20km/h~30km/h程度のスピードで走行する。後方の車がイライラして車間を詰めてくるが飛ばしてはダメ。飛び出してくるのは人や自転車で生身の場合が多い。危険回避最優先だ。
右折時の後方確認
交差点の右直事故もよく見る。右折矢印信号が出たので進んだら信号無視の直進車が出てきたとか、反対車線の渋滞で交差点が空いているからと右折したら車の陰からバイクが出てきたとか。最近取締りが強化された自転車の逆走。対向車線や右折先の横断歩道だけを見ているとこの逆走自転車に気づきにくいのだ。上半身をひねっての右後方確認が重要である。
信号のない横断歩道
都道府県によって違う横断しようとしている歩行者がいるときの一時停止率。長野県が80%オーバーでトップ、東京都は約1割しか止まらないとか。これも全国で取締りが強化されている。止まらない人の「急停止したら後ろの車から追突されるから」という言い訳だが、止まる気がないから急停止になるわけで、♢マークが見えたらスピードを落とさなくてはいけないのだ。
青信号での発進
信号が青に変わって見通しが悪い交差点へ進入する時は徐行する。歩行者や自転車の信号無視は多いし、自動車やバイクだって信用してはいけない。交差点は事故率が高い。想定外の事態にすぐに止まれるスピードが重要だ。