【大泉学園〜石神井公園】村の記憶と今の樹木
西武線沿線第2弾は大泉学園から石神井公園へのルートを練り歩いた。
2Fの自由通路に大泉学園駅改札。急行通過駅なので小ぢんまりとしている。
駅舎からペデストリアンデッキへ出てみるとアニメキャラの銅像が並んでいた。階下のロータリーには銀河鉄道999のメーテル。大御所の漫画家たちがこの大泉学園を拠点としていたらしい。
駅前の「大泉ゆめーてる商店街」を少し離れると桜並木のバス通り。そこには昔からの材木店が残っていて歴史がある街を感じた。
この先のルートをマップでチェックすると大泉村役場跡と小泉牧場を発見。これはチェックしなければ。
大泉村役場跡は完全に公園になっていて名残を探したが見つからず。戻ってみると役場跡と彫られた石版が入り口の傍らにある平和記念碑の横に隠れていた。
牧場と言っても23区内だ、牛乳とかを売っている店舗だけだろうと思ってた。が、牛さんがいた。なんと東京23区内で唯一の牧場だとか。「アイスミルク」を販売しているらしいが売り場は発見できなかった。
だれもいない公園で休憩。ふと見ると根っこが立派な樹木。そして隣にはこんな看板が、さすが練馬区だ。
また別の公園。ただの池だが釣り堀と化していた。全くのフリー釣り堀なんて珍しい。
公園を出ると住宅街の真っ只中。マップを見ながらでないと何周もしそうな入り組んだ道路だ。
広い通りに出たら東映東京撮影所があった。隣にはショッピングセンターが併設されている。最近のオープンかと思ったら随分昔から営業しているらしい。アクセスが悪いので車での来場がメイン、駐車場は747台も収容できるとある。
撮影所なのでこんな施設も。しかし新型コロナ感染対策で休館だった。
関越道の高架が見えてきた。白子川周辺を歩いていると「水路敷」と書かれた路地が何本もある。この水路敷という言葉、初見だった。川に対して垂直の道路なので暗渠にした通りだというのはわかるが、道路に書いておくのは見たことがなかったのだ。
なにやら行列のできるケーキ屋さん。調べたら売り切れ必至の有名店らしい。甘いモノは食べたいが誘惑を振り切り先へ進む。
練馬区は公園が多い。春になれば見事に咲き乱れるであろう桜の木も多く並んでいた。
季節はまだ冬。だが梅と河津桜が満開だった。
練馬といえば大根?所々に畑が残っている。とはいえ住宅も増えているようだ。
歩いていて目についたのが住宅の植木だ。一軒家が多く、丁寧に手入れされた木々が通りの格調を高めていた。
石神井公園駅にたどり着いた。iPhoneのバッテリーと自分の体にパワーを注入する時間だ。カフェは何件かあったが席を探してハシゴ状態。星乃珈琲店に落ち着いた。
休憩後、駅南エリアをスネーク。
商店街を行くと昔懐かしい店構えのゲームセンターが現役で営業していた。中には入らなかったが大きい筐体がチラ見出来、レトロゲームもありそうだ。
人々が狭い路地へとどんどん吸い込まれていく。その先には赤い文字が書かれた暖簾がゆらゆらと。そう銭湯だ。公式ページを見たら昔ながらの木造で富士山の壁画も立派だ。
ヘアーカットサロン「ISONO」。男女の顔をモチーフにした看板が面白い。「レディズ」の言い回しには訳があるのかないのか。モヤモヤしながら店舗を後にした。
駅に戻る途中に大きな緑壁。椅子の構成がありがたかった。
この日の散歩は約14,000歩/8.5kmだった。