【東北震災遺構2018】②石巻市立大川小学校
震災遺構2カ所目は石巻市の大川小学校へ。カーナビに「大川小学校」と入れて走り、到着すると報道で見た風景ではない別の小学校だった。校舎がなくなったので近くの小学校と合併となったようだ。「震災遺構」で調べてたどり着いた。
震災から7年以上経ったこの日もたくさんの花が手向けられていた。手を合わせてから先に進む。
津波に合う前のおしゃれな建物が偲ばれる残骸は静かに佇んでいた。緑と川そばの小さな町にこのような立派な小学校で児童たちも楽しく学んでいたんだなと想像した。
コンクリートの構造物も津波の力によってなぎ倒されていた。生身の人間が耐えられるはずがない。
校舎の奥には裏山、確かにすぐ近くにあり登るのも難しくなさそうだ。
いろいろ調べていくとこのハザードマップにたどり着いた。防災関係者で事前の情報が頭に入っていた人間ほど大川小学校は安全と思ってしまったのではないだろうか。結果的には負の防災対策になってしまった。
しっかりした防災計画と想定内だけにこだわらない人間の勘や本能などの総動員が生き残るためには必要になってくると感じた。