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再び山口県へ(萩編)

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先週は今年2回目の山口県へ朝早くから飛んだ。メジャー路線でないので搭乗機まではバス。一手間増えた感じだが、この日は良い天気で撮るよね~的なご褒美をゲット。

 

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空港でレンタカーを借りて萩までの道を1時間半。日が落ちるまでに仕事を終えてホテルにチェックイン。ロビー奥のスペースを見るとビリヤード台、トレーニング機器やマッサージチェア。そして壁には絵画と珍しい組み合わせを見た。

 

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翌朝のホテルより西の景色。香川県にもあるような小さな山が点在していた。

 

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「道の駅 萩しーまーと」に立ち寄る。海:港:道の駅、という好立地、港で水揚げされた海産物や特産品の柑橘類製品がところ狭しと並んでいた。運ぶことを忘れて重いジャムを2つに蜂蜜1本、そして夏みかんゼリー6個も買ってしまった。

 

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少し時間が取れたのでお散歩タイム。まずはメインストリートのアーケード商店街に突入。想像の通りシャッターが目立つ。人通りもまばらだ。

 

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腰に刀らしきものを差し、ベンチに腰掛けている二人。聞いたら観光客用にコスプレをしてブラブラしているとのこと。そこへ地元のオジサン登場!まぁ、よく喋るw お決まりの昔は賑やかだったという話だが、「ここはお寺さんが多いですね」と振ったら毛利氏が武将を集めたのでね、みたいなことを説明してくれた。調べてみると関ヶ原の戦いで敗れた後、ここ萩に勢力を集結させたということらしい。

 

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賑やかだった頃を偲ばせる映画館はいい感じの廃墟になっていた。さぞかし館内も美味しいだろうと思ったが入れないので残念。

 

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いつも通りにGoogleMapで「スナック」を検索。こういう路地にスグたどり着ける良い時代になった。ここでは浮かれて何往復もしてしまった。

 

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お昼時。さて飯は?と考えていたら目の前に駐車場の管理人。よし、聞いちゃおう!「広島からも食べに来る人気店があるよ」と眉を濡らしながら聞いた店に入ってみる。カウンターとボックス席が並んでいる完全なるパブだった。

 

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メニューを見ると250円から500円程度の品が並んでいる。値段から組み合わせるのかなぁーと思ったら、それぞれが定食だった。爆安である。小エビのプリプリ天丼をサクッといただいた。400円なり。

 

宇部編へと続く。

 

 

 

台東区の3館をめぐる秋の美術散策

台東区にある美術館3館の合同企画「台東区の3館をめぐる秋の美術散策」を一日で駆けまわった。

 

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まずは谷中にある朝倉彫塑館。朝倉文夫のアトリエと住居だった建物をそのまま彼の作品を展示する美術館としている。大隈重信像の大型作品から飼っていた猫の日常などかわいいものは今にも動き出しそうなリアリティがあった。

作品群もさることながら建物自体がすばらしい。増築を繰り返した全体像は洋館風のアトリエと純和風の住居が合体したものだ。中庭には池と大きな庭石、どうやって持ってきたかと考えるほどのもの。多くの弟子を育てたといわれているので人もお金も集まってきたのだろう。

 

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次は鶯谷の書道博物館。ここでは中国の呉熙載・趙之謙・呉昌碩・鄧石如らによる書作品の展示。そして、この博物館の収蔵品をコレクションした中村不折の作品も。各作家の活躍した年表が貼ってあり、鄧石如は比較的古く呉昌碩は最近の人物だということがよくわかった。

 

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3館目は東京国立博物館の平成館で「清時代の書ー碑学派ー」。鄧石如の力強い筆さばきは一文字づつ真似て書いても全体で見ると作風は似か寄らないという。それぞれがかなりの値打ちらしく、中には売買できないほどのものもあるとか。

そして東洋館で「上海博物館 中国絵画の至宝」。こちらは清時代を中心とした絵画作品が並ぶ。大判・長尺ものが多く圧倒されたがよく見ると印が多く押されている。その時代、作品を見たというしるしに押したという。描かれた山の頂上あたりにも並んだ印、押すのに勇気がいるのでは?とも思ったり。その中で乾隆帝の印が押されているものは価値が高いらしい。

 

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夜は根津の大麒麟でちゃんこ鍋。ひとり一人前が食べきれないほどの量。もしかして、7掛けぐらいで頼んだほうが良かったか。そっぷ味とみそ味の汁が美味しかった。

 

中国書道の至宝: 書と人をめぐる三千年の物語

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